新潟バッハ管弦楽団&合唱団

BWV 227 練習メモ


1. Choral1. コラール
最初はmfで。Jesu, は呼びかけですから、そのあとの , は少し切って
Jesu,meine Freude,イエスよ、私の喜びよ
Meines Herzens Weide,私の心のいこいの広場
Weide でcresc、その後、以下は fで
Jesu,meine Zier.イエスよ、私の宝よ

最初はp で、距離感を作る感じで
Ach,wie lang, ach langeなんと久しく長い間、
Ist dem Herzen bange私の心は憧れ、
bangeから少しcresc、以下はmp位で
Und verlangt nach dir!あなたを求めてきたことか!
以下はmfではじまる。、は切ってください。
Gottes Lamm,mein Brautigam,神の小羊、私の花婿よ、
Ausser dir soll mir auf Erdenこの地上であなた以外に
auf Erdenでcresc、以下はfで。
Nichts sonst Liebers werden.私が求めるものは何もない。

2. Chor2. 合唱
最初からf, 22小節のnichtsはp で、その後はfで。書いて在る通り。
Es ist nun nichts Verdammliches an denen,その人たちを今や罪に定める者はなにもない
Die in Christo Jesu sind,キリストの内にある人にとって。
28小節の部分はp、30小節はpp、その後はpで

36小節からfで。4分音符で出てくる部分はハッキリと聴こえる様に
Die nicht nach dem Fleische wandeln,その人たちは肉に従って生きることなく、
以下は、結論としてfで、強く
Sondern nach dem Geist.むしろ霊に従って生きている。

56小節からは繰り返し。楽譜どおり。
72小節からはfで。4分音符で出てくる部分はハッキリと聴こえる様に
84小節からはmf位で。72小節に比べて遠近感を出す。
94小節のバスの入りから段々cresc。99小節のテノールの8分音符の連鎖からさらにcresc
101小節からはこの曲の結論としてかなりf。

3. Choral3. コラール
8分音符が連譜続けてで書いて在る音はスラーで繋ぐ感じで
mfスタート
Unter deinem Schirmenあなたの傘の下で
Bin ich vor dem Sturmen私は嵐に立ち向かう、
Alter Feinde frei.どんな敵からも守られて。
7小節から少々荒っぽく、fで。Satan witternやFeind erbitternはハッキリと、
Lass den Satan wittern,サタンよ、荒れ狂え、
Lass den Feind erbittern,敵どもよ、歯ぎしりせよ、
以下はfだがレガートで
Mir steht Jesus bei.私にはイエスがついていてくださる。
13小節からさらに激しく kracht und blitやSund und Holle schreckenはハッキリと、
Ob es itzt gleich kracht und blitzt,今、雷が落ち、稲妻が光っても、
Ob gleich Sund und Holle schrecken,罪と地獄が襲いかかっても、
以下はfだが優しくレガートで
Jesus will mich decken.イエスが私を覆ってくださるのだ。

4. Chor4. 合唱
pの歌い方で。声量を落とすので場無く、レガートで
アルトは通奏低音としてバスみたいな歌い方で。dennが短くならないように。
8分音符がクリアに聴こえる様に。連譜で書いて在る8分音符は繋がりが在る様に歌う事。
Denn das Gesetz des Geistes,霊の掟があって、
Der da lebendig macht in Christo Jesu,キリストの内に私たちを生かしてくださる
Hat mich frei gemacht神が、私を解き放ってくださったのだ、
19、20、21小節の以下の上昇音型はcrescして、最後に収まる。
von dem Gesetz der Sunde und des Todes.罪と死の掟から。

5. Choral5. コラール
言葉を見てください。激しく!
11小節からのpとfは楽譜通りに
16小節のバスは思いっきり荒れ狂った感じで
Trotz dem alten Drachen,老狛な竜(サタン)よ、かかって来い!
Trotz dem Todesrachen,死の大口を開いてみろ、
Trotz der Furcht darzu!そんなことで脅かせると思うのか?
Tobe,Welt,und springe;世界よ、荒れ狂って跳びかかれ、
21小節の最後のこの歌詞の入りでpに! 23小節から猛烈にcresc.
24小節はff。
Ich steh hier und singe私はここに立って歌うのだ、
25小節の2拍目のソプラノからp。木の葉が舞い散る様な感じで。
29小節からp、33小節からf、35小節の2拍目からp、
In gar sicherer Ruh.ゆるぎなく、磐石の安らぎの中で。
37小節の2拍目からmfくらいで、意思を示す感じで
Gottes Macht halt mich in acht;神の力が私を守ってくださる。
44小節の2泊目からf!言葉の通り、強い言葉で。
50小節のバス以外のmuss verstummenはp、その後のバスのErd und Abgrund からf
53小節、バス以外はp
Erd und Abgrund muss verstummen,地の力も奈落の淵も口を閉じよ、
55小節からfで。61小節からのOb sie nochから再度fで(61小節は歌詞の変更があります)
Ob sie、 noch so brummen.たとえどんなに吼え狂いたかろうとも。

6. Chor6. 合唱
mf位で、極めてレガートで。8分音符の歌詞は聴こえる様に・
76小節からのソプラノはハッキリきこえるように入る。
16分音符の重唱は意識して揃えて歌いましょう
Ihr aber seid nicht fleischlich,あなたがたは肉のものではない、
Sondern geistlich,そうではなく、霊のものだ、
So anders Gottes Geist in euch wohnet.神の霊があなたがたの内にある限りは。
100小節からはfで。一つのパートしか歌っていない部分が聴こえる様に。
この部分の結論です。nicht hat は、ハッキリと!
107小節で盛り上がる。その後もレガートで、強く!
Wer aber Christi Geist nicht hat,しかしキリストの霊を持たない人は、
Der ist nicht sein.キリストのものではない。
最後のsein まで強く。

7. Choral7. コラール
今まで歌って来た事で悟った事を歌います。基本、確信を得たというfで。
Weg mit allen Schatzen!すべての宝よ、消え失せろ!
Weg Weg は歯切れ良く  Du Du も
Du bist mein Ergotzen,あなただけが私を満たす方、
4小節のバスのfのJesuの入りからレガートで、9小節で収める感じで。
Jesu,meine Lust!イエスよ、私の喜びよ!
以下、ここまでと同じ感じで。
Weg,ihr eitlen Ehren,空しい名誉よ、離れ去れ!
Ich mag euch nicht horen,お前に貸す耳はない、
Bleibt mir unbewusst!お前のことなど頭にない!
13小節から8分音符の2連譜はスラーが或る歌い方で
Elend,Not,Kreuz,Schmach und Tod困窮と苦しみ、十字架と恥辱、そして死も、
Soll mich,ob ich viel muss leiden,たとえどんなに多くを苦しまねばならなくとも、
18小節からのバスがfで歌い始めてから段々最後に向かって収める。
Nicht von Jesu scheiden.私をイエスから引き離すことはできないのだ。

8. Chor8. 合唱
ここは、ソプラノもアルトを歌ってください。とにかくレガートで!聴衆に語るように。
So aber Christus in euch ist,もしキリストがあなたがたの内におられるなら、
so ist der Leib zwar totたとえ肉体は死んでも、
um der Sunde willen;− 罪の故にそうなるのだが −
喜びをもってレガートで、
Der Geist aber ist das Leben霊は命なのである、
um der Gerechtigkeit willen.− 信仰によって義とされた人にとって −。
しかし21小節からバストでノールから、次の曲に向かって、それではどうするのか、を当感じで少し重たく。

9. Choral9. コラール
歌い出しは、レガートのfで。その後はfとpを楽譜の通りで。その差を使って遠近感を出してください。
アルトのコラールはレガートだけど、音符一つ一つを強く。
Gute Nacht,o Wesen,離れ去れ、浮世の姿よ、
Das die Welt erlesen,世に選ばれたものたちよ、
Mir gefallst du nicht.お前たちは私の気に入らないのだ!
36小節のnight!まで強く。

歌い出しからレガートのfで。  Sundenに言葉の重みを感じさせるように
Gute Nacht,ihr Sunden,罪よ、どこかへ行ってしまえ、
Bleibet weit dahinten,遠くかなたに留まって、
Kommt nicht mehr ans Licht!二度と目の前に現れるな!
69小節のLight!まで強く。

歌い出しからレガートのfで。  Stolz und Prachtをハッキリと
Gute Nacht,du Stolz und Pracht!消え失せろ、傲慢と虚栄よ!
Dir sei ganz,Lasterleben,罪にまみれた生活よ、
Gute Nacht gegeben.お前ともきれいさっぱりお別れだ!
105小節でテンポが緩むと思うので、指揮者をよく見て収めてください。

10. Chor10. 合唱
冒頭からf。Geistを強く
So nun der Geist des,神の霊が、
der Jesum von den Totenそう、イエスを死者の中から目覚めさせた
auferwecket hat, in euch wohnet,神の霊があなたがたの中におられるなら、
so wird auch derselbigeその同じ神が
der Christum von den Totenつまり、キリストを死者の中から立ち
auferwecket hat;上がらせた神が
eure sterbliche Leiber lebendig machen,あなたがたの死すべき体をも生かして
以下も揺るぎないfで。
um den willen,くださるのだ、 神の霊があなたがたの中に
dass sein Geist in euch wohnet.おられるが  ゆえに。
37小節からも揺るぎないfで。38小節のソプラノのGeistも揺るぎないfで!
最後までfで

11. Choral11. コラール
冒頭はmf。4小節からcresc、その後Jesusからf
Weicht,ihr Trauergeister,消え去れ、悲しみの思いよ、
Denn mein Freuderlmeister,私の喜びの与え主
Jesus,tritt herein.イエスが入って来られる。

冒頭はmf。8小節からcresc、その後Lauterからf
Denen,die Gott lieben,神を愛する人々にとって、
Muss auch ihr Betruben心を曇らせる辛い出来事も
Lauter Zukker sein.かげりのない喜びとなるに違いない。

fで。Spott und Hohnをハッキリと。16小節でcresc、かつテンポが緩むと思うので注意
Duld ich schon hier Spott und Hohn,ここですでに嘲りや侮辱に耐えるとしても、
Dennoch bleibst du auch im Leide,その苦しみの中でさえ、イエスよ、
17小節から、しなやかなffで最後に向かう
Jesu,meine Freude.あなたが私の喜びでいてくださる。